2007年08月08日(水) 記事No.274
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本日未明に今週ではもっとも注目のFOMC政策金利発表FRB声明発表がありました。

FRB声明の要旨は以下の通りでした。

FOMCは短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を現行の5.25%に据え置くことを決めた

■今年前半の経済成長は緩やかだった

■金融市場は最近数週間ボラタイルな(荒い)動きをしており、住宅所有者とそれにかかわる産業向けの信用市場は引き締まっている。住宅市場の調整は継続している

■にもかかわらず経済は堅調な雇用、所得、世界経済の強さに支えられてこの先の四半期も緩やかなペースで拡大しそう

■最近数カ月間のコアインフレの指標はいくぶん改善している。しかしながら、インフレ圧力の緩和継続を示す有力な証拠はまだない。加えて資源利用度の高さがインフレ圧力を持続させる可能性がある

■経済成長のダウンサイドリスクがいくぶん増えたけれども、委員会の最大の懸念はインフレ緩和に失敗するリスクがあることだ

■将来の金融政策の調整はこれからの情報に基づくインフレと経済成長の見通し次第だ

■決定は全会一致

政策金利の据え置きはあらかたの予想通り。注目していたFRB声明も大した内容はなかったですね。

信用市場の引き締まりと経済の下振れリスクに言及する一方でインフレへの警戒スタンスは崩さなかった。景気への強気見通しも維持。サブプライム問題に関して、声明にどのような見解が示されるかが注目でしたが、特に目立った記述はなく、住宅市場に関しても、調整中であることは認めながらも大きな懸念は示されませんでした。

一言でいうと非常に「楽観的」といった感じでしたね。

ただ、「サブプライム問題」が終息したとは考えにくく、水面下ではFRBの想定以上に負の連鎖が拡大している公算もあり、本日はアジア株高で円安が進んでいますが、先行きはマネー収縮と円高の可能性はなお残るんじゃないでしょうね。

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次の焦点は日銀が22日〜23日に開く金融政策決定会合ですね。今回のFRB声明で日銀が利上げに踏み切るためのハードルは低くなった。教科書的には円の上昇要因ですね。その後、米国発の信用リスク懸念が再び強まるようなら現在よりも円高の圧力がかかることになるんじゃないでしょうかね。


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