2006年04月14日(金) 記事No.143
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ニュージーランドドルは3月の下落によって月単位の貿易加重平均(WTI)ベースで65.6まで低下しました。これはWTIベースでピークから約9%の下落を達成したことになります。

これにより、ニュージーランドドル高に対する牽制が先鋭化していたカレン財務相も、3月31日には地元ラジオに対してニュージーランドドルが輸出企業や経済全体の観点からずっと満足できる水準に戻ってきている」と指摘しています。同発言で注目すべきだったのは、それに続く「現在の懸念は、ニュージーランドドルの下げが急過ぎてさらなるインフレ圧力となる可能性がでてきて、中銀が金融を緩和し始める時期が先送りされることだ」と述べていることなんです!!

これに先立つ3月30日、アイスランド中央銀行は市場予想を上回る75bpの利上げを実施しています。同中銀は利上げの理由を「急激に進んだクローナ安によって引き起こされているインフレの上昇のため」と説明しています。同中銀が採用しているインフレターゲットは2.5%、これに対してインフレ率は+4.5%と大きく上回る状況があったんです。

少なくともニュージーランドドルにとって、ビジネスサイクルが継続的なマイナス基調にある以上、インフレ圧力により緩和が遅れることは懸念される状況です。無論、この状況においてRBNZがインフレファイターと化することは避けたい。現に、90日物銀行貸出レート先物12月切りは、3月27日時点で6.570%と年内75bpの利下げを織り込んでいたものの、足もとでは50bpの利下げを織り込む状態まで戻している。

またニュージーランドドル安はビジネス信頼感指数の回復にも寄与しています。NBNZ企業調査は信頼感、先行き見通しともいったん持ち直している。ただマイナス基調自体は継続しており、6月23日に発表されるNZ第1四半期GDPは2005年第4四半期に続いて、マイナス成長となる可能性が残っている。こうなった場合、いわゆる「リセッション」入りとなり、再びニュージーランドドル安が進む可能性があるかもしれませんね。

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